ショベル フルオーバーホールまでの道 3 ~ベアリング・ブッシュ等計測~

ショベルヘッド
さて、発注した部品は未だ届いていませんが、出来ることは色々あります。

 

クランクは分解しないでこのまま内燃機持ってくか悩み中です。
出来る限り自分で組みたいのですが、コンロッドを交換する為には、
クランクピンナット緩める工具、大トルクで締まっているナットを緩めるので、クランクをしっかり保持できるツールがないと厳しそうです・・・
どこまで専用工具を用意するかも今後要検討です。
というわけでとりあえずブッシュやベアリング類の計測をしていきましょう。
ピニオンシャフト計測
レース内径計測
ピニオンシャフトベアリング計測
シャフト径 31.74mm
レース内径 44.49mm
ベアリング径 6.34mm
クリアランス 0.07mm
基準値は0.01~0.02なのでアウト
ピニオンシャフトの磨耗は少ないですが、レースが結構磨耗しているようです。
0.001インチオーバーサイズベアリングでいけそう?
マイクロメーターもピンキリですが、ストレートという工具屋さんでリーズナブルな価格で販売しています。
正直サンデーメカニックレベルであれば安いマイクロメーターでも案外イケます。
計測するものの厚みによってマイクロメーターも種類があります。
続いて新品のコンロッド(ドラッグスペシャリティーズ製)
嬉しい事にMADE IN JAPAN と書いてあります。
日本のどこの企業が作っているのでしょうか?
本当に日本製であれば再計測なんてしなくても信頼してポン付けでもよさそうですね。
ですが、念のため計測します。
クランクピン、ベアリング、ロッドレース内径計測
新品のクリアランスは0.01mmで大丈夫でした(多少計測誤差あるかも)
さすが日本製!
しかしこの頼りないアルミのベアリングケージは大丈夫なのでしょうか・・・?
S&SやJIMSとかのゲージにしたほうがよいのか・・・今回破損した場所だけに悩みます。
ちなみにこのベアリング類をマグネット付きの分解皿に乗せてはいけません。
磁化してベアリングに鉄粉が付着して摩耗を早める原因になってしまいます。
各種計測シリーズ
続いてシリンダヘッドいきます。シリンダーヘッドからロッカーカバー外します。
ショベルの目ん玉緩めてロッカーアームを取り出します。
こういう部品に限らずですが、部品同士のあたりがありますので、必ず元についていた場所をマーキングしておきましょう。
堤札を付けてもよし、私は部品に直接マーカーで書いちゃってます。
取り出したロッカーアームのブッシュ内径とシャフトを計測します
シャフト 14.05mm
ブッシュ 14.19mm
クリアランス 0.14mm
基準値 0.01~0.05mm
ガッタガタですね。
もう4本とも手でゆすった感じ同じくらいガタガタなので、1本しか計測しませんでした。
バルブまわりは前オーナーがOHしたそうで、大丈夫そうですが・・・
こちらは今後確認しておきます。
今回計測に使用した器具はメーカーが違うかもしれませんが、内側計測用のダイヤルキャリパゲージを使用しました。
お次はカムカバーにあるピニオンシャフトブッシュとカムブッシュを確認しましょう。
・・・うーん、計測するまでもなく目視でブッシュ内が鉄粉でガビガビです。
間違いなく要交換ですね。
ここ交換すると、クランクシャフトに付いているピニオンシャフトが入るので、ライト側ケースとあわせてラインリーマー加工が必要になってきます。
井上ボーリングさんでやってくれるかどうか?ブッシュのリーマー加工はやってるって言ってたけど、ラインリーマーか聞くの忘れてしまいましたので、ここらへんも要確認。

 

つづく・・・

 

 

コメント

  1. やじん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    完成はいつ!?
    3月には乗るよ~(笑)
    シャフトベアリングわりとバラバラになりやすいらしいねー
    空ブカシのあとガタつくと危ないらしいよ!!グリスは純正の青いやつを使ってねー♪

  2. knock より:

    SECRET: 0
    PASS:
    やじんさん
    完成は未定です(*_*)4月までには完成させたいです!
    やはり弱いんですかぁー確かにあの小さなベアリングでピストンの爆発力を受け止めてる事を考えると、仕方ない気もしてきました。
    ガタつくようだと末期ですねー俺のは何にも感じられませんでした。俺が鈍感なだけ!?w

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