危険!ショベルのハンドルのブレ、シミー現象の修理!

ショベルヘッド

先日の山中湖ツーで、前々から出ていたハンドルのブレがかなりひどくなりました。

動画がコチラ↓

 

だいたい30~40キロぐらいで激しくブレるんですよね。これをシミー現象と言います。

この速度域で発生するものを低速シミー、もっと早い速度で発生するものを高速シミーといいます。
特に高速シミーは制御不能になり、生死に関わります。

さて、原因を追究していく事にします。

以前フロント廻りがぶれるので、こんな整備を行っています。

ショベル、フロントまわりのメンテ

しかし症状は改善されるどころか、悪化する一方です。

次に考えられる所として、このバイクを買ってから1度もバラしていなかったネックまわりに着目しますた。

さて、このふろんとまわりが・・・・・

 

 

こうなりました。

すいませんはしょりすぎました笑

 

工程としては、まず余計な傷を付けないようにタンクを外しておきます。

次にハンドル廻り、ブレーキ、ホイール、ヘッドライト、フォークを外します。

そしてお待ちかね、トップブリッジをハンマーでコンコンすると下に抜けます・・・が、その前にトップブリッジ単体でガタつきがあるか確認しておきます。

・・・なんか思ったよりガタないな、上下左右前後と全方向のガタを確認しましたが、手に感じられるガタつきがありません。

とりあえずバラシを進めます。

 

んで、抜いた直後のベアリングがこちら↓

赤いグリスがまだ残っていて、錆はありません。

もっとヤバい状態を想像していただけに、拍子抜けです。

しかし、トップブリッジ下側のアウターレースにはしっかり跡が付いています。

若干手にひっかかりを感じます。

 

トップブリッジ上側がこちら↓

 

 

本当は交換したい所ですが、ペーパー2000番でならしておきました。

 

上下のベアリングにグリスを補充します。

ちなみに私の愛用しているグリスはこちら

耐水性もあり、長持ちします!

 


そして外した順番と逆の手順で組付けします。

トップブリッジのナットですが、テーパーローラーベアリングをどれぐらいの強さで締め付けていいかわからなかったので、修理書を見てみると・・・

 

この8番のナットがFXモデルのトップブリッジのナットですね。↓

 

文章を読んでみると・・・↓

なになに、ベアリングのガタがなくなるまで締め付けてフォークステムがスムーズに回るように??

それはわかってるわ!

てっきり締め付けトルクやクリアランスが書いてあるものだと思っていたので拍子抜け。
どのメーカーのステムナットもそんな感じなのかな?バイクの修理書って見たことないからなぁ。

これは結局、人の感覚的なもので取り付けるしかないということね。

とりあえずガタなく、動きが渋くなる一歩手前まで締め付けておきました。

まあ、テーパーローラーベアリングだけど常に回転する所じゃないから、締め付けすぎで焼き付くことはないね!

んで元通り組んで、ついでにハンドルも変えました!


そして試運転!

まったくのゼロじゃないけど、今の所シミー現象は気にならないレベルまで治まってました!

多分タイヤとホイールのバランスもあんまり良くなくて、タイヤ自体も多少ブレがあるのが原で、それも原因の1つだと思います。

生まれて初めて組んだスポークホイールですからね笑

とりあえずこれで様子見です!

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